パソコンを使っている人はマウスも必ず使っていると思います。 なぜなら現在のUser Input環境はマウスからが主な入力方法だからです。
マウスというのは特に酷使する周辺機器の一つです。 キーボードも手荒く扱われるかもしれませんが、マウスはそれとは比較にならないほど酷使されます。 それに繊細に動かすものだから、ちょっとした不具合でもストレスになることもあるくらいです。
マウスの故障というと、クリックできない、センターホイールの調子が悪くなる、と言ったことくらいでしょうか。 他にも無線式なら電波を掴んでくれないとか、有線ならケーブルの断線とかですね。 有線でも無線でも、クリックボタンやセンターホイールは故障する可能性は高いです。 1日何度もクリックしますからね。 センターホイールなどは1日何回転しているかわからないほどです。 故障して当たり前なんですよ。
でも故障したからと言ってそのまま買い換えるのももったいないです。 出来ることをして、それで直らなかったら諦めるくらいでいいと思います。
オイラのマウス、センターホイールを回してもホームページがスクロールしてくれないんだ。 どうすんべ。
どうすんべ? 君は壊れたらすぐに捨てるもんだと思ってたけど、どうするか考える頭はあったんだね。
おい、コラ。 オイラのことバカだと思ってないか?
まぁね。 だって、君って単純だろ。
率直撮ってくれ。 オイラだって永く使っていたものに愛着くらいは持ってるんだ。 マウスが壊れたら新しいのを買えばいいけどお金がかかるだろ。
…それが本音ね。
だからどうした!もったいないだろう。
そうだね。なら、まず君の使用環境を見せてくれよ。
なんで?
なぜ壊れたかを確認して観る必要はあるんじゃないかな?
ほれ。
うわぁ、汚いな〜。 埃溜まってるじゃないか。 これじゃ故障もすると思うよ。
なら掃除してくれよ。 オイラ面倒なことは嫌いなんだ。
部屋の掃除は自分でやってくれよ。 でも直し方ならわかったもんね。
なに〜。さっさと教えてくれよ。 案外不便なんだからさ。
マウスって案外単純な構造をしているんだ。 もちろん基盤なんかは見てわかる人のほうが少ないけど、パーツ的に見れば点数も少ないし見たらびっくりすると思うよ。
単純な構造ってことは、直すのも単純だって言うことなんだ。 ボタンであれば接点の不良だったり、センサーだったらセンサーの汚れだったりすることが不具合だったりするからね。 5ボタンマウスの場合、ボタンが4箇所でセンターホイールが1箇所です。 あとは基盤と配線がつながっているケーブルだけなんです。
だから、バラして清掃するだけで復活することが多々あるんですよ。
今回のことはセンターホイールだけみたいだから、きっとセンサーだと思います。 ならばバラす前にやってみたいことが一つあります。 エアーで埃を吹き飛ばすことです。 エアダスターで吹き飛ばすのがいちばん良いのですが、息をフーっと吹きかけても大丈夫です。 これだけで復活することも少なくありません。
昔ファミコンのカセットなどを入れる前に息をフーっと吹きかけたことないですか? アレも埃が接点不良を引き起こしてゲームができなくなっていたんです。 それと同じことをマウスでやるだけなんです。
調子の悪いマウスのホイールに、埃を取る要領で息を吹きかけてみなよ。 もちろん全力でね。
そんなことでいいのか?
フーッ
もっともっと。
フーッ
クラっ。
良いんじゃないかな?試しにつないでみなよ。
目が回ったじゃないか。 これで直ってなかったらお前にも同じことをやってもらうからな。
…。
おっ、おっ。 正常に動いてる。
良かったよ。同じことをしないで済んだみたいだね。
マジかよ。こんなんで直るなんて信じられない。 お前、元から壊れてないの知ってたろ。
知らないよ。 ただ君の部屋があまりにも汚いから埃が詰まったと思っただけなんだから。
そうか。 とりあえず部屋くらい掃除しないとな。 お前、掃除してくれ。
お金とるよ!
結局直ったようですね。 しかし、マウスはパソコンの周辺機器の中でもいちばん酷使されるものです。 今回はセンターホイールだけの不調でしたが、これが有線なら断線、無線なら接続不良などといった症状なら交換時期かもしれません。
その時初めてマウスを購入すればいいんですね。
マウスは色んな形があります。 しかし自分の手に馴染むのはそれほど多くはないと思います。 電気屋や家電量販店へいって実物を触ってみて確認するのが大事です。 長い間触るものだから面倒でも行って触ってみるのが良いでしょう。 結局マウスは消耗品なのですから、手に馴染むものがいちばんだということです。