いきなり結論を申しますと、最強の勉強方法というのは「やり続ける事」です。 何を今更…。と考える人も居るかと思いますが、やり続けることの難しさを考えてみてください。
例えば勉強が本文の学生さん。 彼らは毎日のように勉強していますが、それは複数の教科を勉強しています。 人により得手不得手があるでしょう。 必ずしも毎日勉強しているからと言っても、満点をとることはとても難しいと思います。 毎日勉強している学生でさえ、満点をとることは難しいのです。
なら「やり続ける」っていうのはどういうことなのか。
それは同じことをやり続けるということです。 学生の時にやり続けられることというのは趣味があります。 趣味は時間のある学生にとって、やり続けられる事なのです。 しかしソレが勉強に向けられるのであれば良いでしょう。 それなりの誘惑から逃れるには、学生ではまだ若すぎます。
やり続けられる環境になるには社会人になるしか無いのです。
人にとって人生とは常に勉強である事を知らなければなりません。 そして社会人になることで、仕事をすることイコール同じことの繰り返しとなります。 結果、それがプロフェッショナルと呼ばれることになるのです。
仕事をすること自体が勉強です。 続けることで、その道のプロフェッショナルになるのは必然ということですよね。 学生であることは可能性を秘めている時期であり、本当のプロフェッショナルになるには社会人になるしか無いということなんです。
残念ながら、学生で物事を極めるには若いということですね。
人って大変なんだな。
何を他人事のように話してるんだ?
だってそうだろ。 オイラ達みたいに悪魔は数千年の時間がある。 集中して物事を極めるみたいな事をしなければならないなんて、大変だって言ったんだ。
そういうことか。 悪魔だって同じように集中して物事を突き詰めればプロフェッショナルになれるんだけどね。
永い時間があるのに短時間でプロフェッショナルになる必要あるのか?
そういうと思ったよ。 物事を極めるには短期間で集中したほうがいいんだよ。 そして極めたと思い込んでも、それをやり続けることがいちばんの勉強なんだ。
だって、オイラ勉強嫌いだもん。
君はいいんだよ。 人間の世界ではお受験というものがあってね、学生は一生懸命勉強しているのさ。 もちろん効率が良いとは言えないけどね。 効率が良い方法というのは一つのことをひたすらやり続けることなんだから。
オイラには無理だね。 だって動画観たいじゃん。 音楽聴きたいじゃん。 やりたいことたくさんあるじゃん。
君じゃなくてもやり続けることって難しいんだよ。 だけど、無理じゃない。 やり続けることは出来るんだよ。 そして、その方法こそが最強の勉強方法なんだから。
言ってることはわかるけど、それ、理想論だろ。 永い時間がある悪魔にとっちゃ意味のないことだぞ。
だから〜、これは人間にとっての勉強方法なんだって。
そうだよな。
わかっているけど止められない。 そういう誘惑があるから続けられない事に繋がるんだけど、もしその誘惑を払いのけられればどうなるか。 最強の勉強法を実践できる第一歩となるんだよね。
第一歩と言ったのには理由があって、誘惑をはねのけただけではやり続ける勉強方法を実践できるとは限らないからなんだ。
人はアレもコレもといろいろ手を出したくなります。 すると、やり続けていることを中断しなければならないんです。 勉強において、やり続けることを中断するというのがいちばんの今日的なんですね。
でも勉強することの視点を変えるとやり続けられる事もあります。 複数の事象をひとつの流れに組み込むことです。 それで大局的にやり続けられれば勉強としての効果を上げることが出来るんです。 コレに気が付かないと、勉強をして中断をしての繰り返しになります。 中断している最中は、完全に気を抜いているので繋がりません。 効率の悪い勉強方法となってしまうんですね。
誘惑さえ取り込んだ流れを作ってやれば途切れることはありません。 もちろんまったく勉強から外れてしまっては意味が薄れてしまいますが、それでも勉強することを効率よくするためには必要です。 いかに勉強以外の誘惑を払いのけるかが、勉強を効率よくす進められるかに繋がるんですね。
頭の良い悪いではなく、効率よく勉強が出来るか出来ないかで、勉強が出来る出来ないにつながっていくんです。
効率よく勉強をすすめるために、できるだけ誘惑には流されずに払いのける方法を身に付けるのが近道ですね。
まず無理じゃん。 オイラがいろんな誘惑で人間を堕落させてやろうか。
人間は簡単で楽しい方へと流されやすいんですから。 君がそんなことをすれば、人間はバカになるよ。
いいんじゃない?だって、誘惑に流されれば楽しいだろ。
あのね、勉強するのは人間の本質なの。 悪魔みたいに時間が永いわけでもないし、短い一生の中で常に勉強しているんだからね。 君と同じように考えてると、そのうちしっぺ返しを食らうよ。
だって、誘惑を流し続けるのが悪魔の仕事だろ。
君は何時の時代の悪魔だい?
誘惑を流して引っかかる人間を見てるのが楽しいのだ。
趣味悪いよね。
なら、誘惑を流さないでおいてどうなると思うんだ? 間違いなく人は誘惑を勝手に作って勝手に流されていくぞ。
それは否定しないよ。 でも勉強をしなければならない時期っていうのは必ずあるんだ。 勉強をするために効率よく勉強出来ることは悪いことじゃないだろ。
…まあね。
誘惑に流されやすいんだから、それくらい傍観してたっていいじゃないか。 ぼくはそっちの方が楽しいと思うんだ。
フンッ。勝手にしろ!
学生の頃は勉強のために勉強をしている人が多いと思います。 成績を上げるためだけの勉強ですね。 学生の時には、それも間違いではありません。 しかし勉強のための勉強をしていては、将来社会に出た時に役立ちません。
ならどうすれば良いのか。
効率よく勉強をすることを身に付ける事です。 要領の良さがあって、初めてやり続けることの効率良さに気が付きますからね。 その時には成績だけのために勉強をしていたという事の意味もわかるでしょう。
社会人になれば要領の良さというのもひとつの技術です。 ひたすらに成績をあげようと勉強している人は、その要領の良さが身につかない事が多いんです。 要領の良さ、立ち回りなどの技術で効率よく勉強することができれば、それをやり続けることにも繋がります。 それが出来てプロフェッショナルなんです。 社会人になって効率よく勉強することができれば、誰だってプロフェッショナルとなれるんですからね。
だから学生の時ではプロフェッショナルというものがわからないんです。 プロフェッショナルと呼ばれるようになって、初めて理解できることなのですから。
社会人にならないと最強の勉強方法が理解できないというのも残念なことではありますね。 学生の頃に理解できれば、楽に好成績を残せたはずなのに…。
悪魔の勉強方法及び理想論でした。